【笛吹き道中記】朱鷺たたらメルマガ17
- Tatara Toki
- 2019年7月15日
- 読了時間: 2分
わたしの教室では6本調子を主に使っています。
なぜ♭が二つもついた調性の笛を使うのか・・・
それは調性に理由があるのではありません。
笛は音域に応じて、身体の響きが変わります。
そこを感じて、音を出す稽古をすることで、
音色が劇的に変化していきますが、
その稽古をするにあたり、6本調子がとてもバランスがよいためです。
低い音域は低い鳴りを持ち、
高い音期は笛特有の抜けるような心地よい鳴リを持っています。
そしてなおかつ、初心者から構えやすい適度な長さであること。
長唄の教室では7本調子を使う教室が多い印象を持っていますが、
7本調子の鳴り具合からいうと、8本調子とほぼ変わらず
低い音域を体感するのが困難に思います。
篠笛とひとくちにいっても、
やろうとしている音楽の種類が全然違う場合がありますので、
笛を習いたいという場合は、ご自身が笛でどういう音楽をやりたいと思っているのかをまず知って、
そこから教室を探すようにしましょう。
そうでないと、例えばギターを例にとりますと、
ロックをやりたかったのに、
入会した教室はクラシック専門で、バッハを勉強する羽目になってる?
といったことが起こります。
ギターのようにメジャーな楽器だと、教室もわかりやすくジャンルに分かれていますが、
篠笛はジャンルに分かれているにもかかわらず、明記されず、
ただ篠笛教室、と看板があるだけの場合が多いので、
何のジャンルを学べるのかは入門してからのお楽しみ♪(おいおい・・・)
ということがえてしてあります。
教室に入る前には、事前によく調べましょうね。




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